新卒を捨て、ドイツ生活を選んだ翻訳者の道のり(4)~偶然見つけたインターンシップの道~

公開日: 2015年12月22日火曜日 ドイツ語 ドイツ生活 生き方 働き方 翻訳


 どうも、

 tomo(@tomotaka223)です。

 さて、今日も 新卒を捨てて、ドイツ生活を選んだ翻訳者の道のり の続きを綴っていきます!

 今回のタイトルは、

 4、偶然見つけたインターンシップの道  


 です!



 
 交換留学の枠から漏れてしまった僕は、しばらくの間、全ての道を絶たれてしまった気分で日々を過ごしました。















 当時、僕は日記を付けていました。

 この日記は、ドイツに行くと決めてから、自分の考えを整理し、そのときの自分だからこその悩みを言葉として残そうと思い、付けはじめたものです。

 1ページ目に僕はそう記しています。

  「この悩みは、いまの自分にしかない悩みだと思う。」

 日記の中で、交換留学の夢が破れたときの気持ちも、きちんと書き残していました:

 「頭の中で理想を描き、そこで満足してしまうのは自分の弱さ。  
いま目指しているところに行けなくても他にこんな道だってあるんだ、と未来に備えることができない。何とかなる、という甘い考えが自分の根底にあるんだ。そのくせ、自分の期待が少しでも崩れると、すべての道が閉ざされたように感じてしまう。  
今回の落選は、そんな今までの自分を変えるチャンス。 
 遥か先を見すぎて、または目の前しか見えていなくて、自分の理想のために、逆算していま何をすべきかを考えられない自分をやめる。交換留学はもともと、ドイツ語を生かしたいという僕の理想に向けて、たくさんある道のうちの一本に過ぎない。ドイツ語の勉強を続けたいという気持ちは簡単には諦めきれない。 
 これほど情熱を持って取り組めることは、他にない。まずは、どんな可能性があるのか、徹底的に情報を集める。」


 こうやって言葉にすることで、自分の気持ちとやるべきことを整理していました


 交換留学がダメなら、他にどんな道があるのか、必死に探るしかない。

 当時の僕はそう考えました。



 学校内外のさまざまな留学関係のイベントに参加し、留学を経験した教授や先輩にお話しを伺い、もちろんインターネットでも情報を集めました。

 実はこのとき、卒業論文の執筆にも追われ、心身ともに少し辛い期間が続きました。


 そして、年の暮れも迫る12月。ついに僕は、これしかないと思える道に行き当たりました。
 
 何気なく、「ドイツ サッカー 留学」とネット検索したところ、サッカー選手としての留学を斡旋する日本の会社が多い中、 ドイツで暮らす日本人の子ども向けのサッカースクールを運営している企業のインターンシップ募集の案内に目が留まりました。

 インターンシップの内容は、週末のサッカースクールでコーチをしつつ、平日は語学学校に通い、週に一度のゼミでは各自のビジネスプランを発表し合う、というもの。

 見つけた瞬間に「これだ!」と胸が躍ったのをいまでもはっきり覚えています。

 追い詰められないと必死になれないのは僕の弱い部分です。

 でも、追い詰められてでも必死になることができれば、何かが起こるかもしれない。

   
 僕はすぐに応募を決心しました。

 交換留学の落選での反省を生かし、今度は応募動機をいろんな人に見せ、フィードバックをもらった上で書類を送り、初めて、国境を越えてのスカイプ面接を経験しました。

 緊張はしましたが、「語学を磨きたい、サッカーと関わりたい」という気持ちを熱く語った結果、サッカー通訳という僕の目標は、この企業へのインターンシップの目的にも合致していたらしく、晴れて採用していただくことになったんです。

 こうして、行く先が決まり、少し落ち着いた心で新年を迎えることができました。


 続きは次回!




 少し長くなりましたが、最後まで読んでくれた皆さんありがとうございます!

 周りと少しだけ違う道を歩もうとするからには、困難や悩みもある。

 今後自分と似たような道を行こうとして迷っている人と出会ったとき、少しでも力になりたい、という思いがいまの僕にはあります。

 僕の経験を伝えることが、少しでも誰かの力になってくれれば嬉しいです!


 僕がインターンシップをしている企業については、今後少しずつ紹介していくつもりです。

 いわゆる、ベンチャー企業で、自分のやりたいことをしっかりとプレゼンし、皆を納得させられれば、自分が中心となって実行できる、そんな刺激に溢れたところです。

 こんな可能性もあるんだ、と思ってもらえると嬉しいと思ってます。

 

  • ?±??G???g???[?d????u?b?N?}?[?N???A

0 件のコメント :

コメントを投稿