自己紹介と翻訳への想い

公開日： 2015年12月17日木曜日 ドイツ語 ドイツ生活 生き方 働き方 翻訳

初めまして、tomoです！

このブログを運営するのがどんな人物なのかを知ってもらうために、まずは自己紹介します。

僕は現在23歳、ドイツのフランクフルトという街で暮らしています。日本の大学でドイツ語を専攻し、卒業と同時に渡独してきました。

こちらで日本人の方が経営している会社のインターンシップ生として置いてもらいながら、学んできたドイツ語を生かし、翻訳者・ライターとしても活動しています。

僕が大学でドイツ語を専攻した理由は「サッカーの通訳者」という目標があったこと。高校３年になり、進路や将来について考えているとき、サッカーのテレビ中継でインタビューを受ける外国人選手の隣に立つ通訳者の姿を見たのがきっかけでした。

「この人がいなければ、選手の言葉も僕たち日本人には理解できない。」

このことに当時の僕は心を動かされました。

元々英語が好きだった僕は、大学で外国語を学ぼうと決心しました。なぜドイツ語なのかというと、当時ブンデスリーガでプレーする日本人選手が徐々に増え始めていた時期だったこともあり、単純に興味を持ったから。

何事も、最初の動機は「ワクワクしたから」とかそんな単純なもの。

そんな思いで始めたドイツ語ですが、途中で飽きずに続けていられる理由は、何より「楽しいから」。

アルファベットの読み方さえわからない言語を１から学ぶ。最初は困難そのものでしたが、学べば学ぶほど少しずつ分かることが増え、確実に成長していく自分を実感できることが、モチベーションです。。

そして、言語を学べば、その言語で発せられたメッセージから、また別のことを学べる。

僕にとって、言葉とは学びの源なんです。

大学生の頃は、「ドイツ語を学ぶこと」そのものが目的になっていました。ドイツ語を学んだ、その先が見えていなかった。卒業を控え、ドイツ語を生かした仕事として浮かんだのは「翻訳」でした。元々本を読むのが好きで、日本の小説を中心にいつも何か読んでいました。ドイツ語の勉強でも、「読む」のが一番好きでした。

それに、会社に雇われるより、いずれは自分の力で独立して働きたいと以前から思っていたので、「翻訳者」は僕に合った職だと考えたんです。

そして、せっかくなら現地の文化や生活を肌で感じながら、ドイツ語の勉強を続けようと、新卒の肩書を捨てて、フランクフルトにやってきました。翻訳なら、海外でもPCさえあればできる。ただ、大学でドイツ語を専攻したとはいえ、未経験の壁は思ったより高いものでした。翻訳というのはとくに、実績や経験が求められる世界です。どこの翻訳会社に連絡を取っても、未経験者はトライアルさえ受けさせてもらえないところが多く、挫けそうにもなりました。

「やりたいのに、どうしてやらせてくれないんだろう？」

そんな不満を抱きながらも、僕は考えられる手段に次々と手を伸ばし、そしてようやく最近、クラウドワーキングを利用していくつか仕事を頂けるようになりました。

やりたいことがあるのに仕事につながらない経験を通じて、また、翻訳者として活動するようになって、“自分という人間を知ってもらう大切さ”を感じています。

こんな人間がいて、こんなことを考え、こんなことをしています、ということをまずは知ってもらわないことには何も始まらない。

このブログを始めるのも、翻訳者としての自分を知ってもらいたい、そして何より、翻訳を通じて誰かに言葉を届けたいという思いがあるから。

どうして、翻訳なのか？

言語が分からないために伝わらない情報や言葉が、この世界にはたくさんあります。

翻訳を通じて、言葉と言葉の間、もっと言えば人と人との間に僕が入ることで、伝わるべき人に伝わるべき言葉を届えたい。

これが、翻訳者としての僕が掲げる目的。

外国語を学ぶ目的は、人それぞれです。

キャリアの可能性を拡げるため。

海外の人とコミュニケーションをとりたい。

自分の心を震わせた物語を、原語で読めるようになりたい。

人によって、様々な目的があっていいと思います。

僕の場合、外国語を通じて、今まで自分の近くにはなかった考えや文化を学ぶことが、何よりの目的です。

言葉にかける情熱を、自分以外の人のためにも注ぎたい。

ドイツ語で学ぶことをより多くの日本人に届けたい。

そういう想いでブログを更新していきます。

ただの翻訳ではなく、ニュースを読んで考えること、ドイツ生活を通じて感じる文化の違いなども綴っていければとも思っています。

読んだ人の学びや気づきのきっかけになってくれることを願って、言葉にしていくので、

感想や質問、考えたことなど、コメント等で残していただけると嬉しいです！

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます！
そして、これからよろしくお願いします！