新卒を捨てて、ドイツ生活を選んだ翻訳者の道のり(1)~周りに流されて始めた就職活動~

公開日: 2015年12月18日金曜日 ドイツ語 ドイツ生活 生き方 働き方 翻訳


 どうも、tomoです!


 これからブログを続けていくにあたって、まずは、僕が辿ってきた道のりを簡単にお伝えしたいと思います。
 
 なぜ、日本での新卒を捨ててドイツに渡ってきたのか。
 
 ドイツで何をしているのか。

 そして、これから何をしていくのか。
 

 次のような流れで、少しずつ綴っていきます!

 1、周りに流されて始めた就職活動

 2、学んだドイツ語を生かしたい

 3、崩れた交換留学の夢

 4、偶然見つけたインターンシップという道

 

 今回は、

1、周りに流されて始めた就職活動

です!






大学3年の12月。僕の就職活動のはじまり。

世の中の動きに、周りの動きに合わせるように、僕も動きだしました。それまで自分の将来を真剣に考えたことなんてなかった、と言えばウソになります。

 高校3年で進路を決めるとき、将来について悩んで悩んで大学を選んだ経験があったんです高知県の田舎で育ち、日本どころか四国からすら数回しか出たことのなかった高校生の僕が立てた目標は「通訳」。

サッカーのテレビ中継がきっかけでした。外国人監督が話す異国の言葉を、隣で即座に日本語へ変換してゆく姿に憧れ、「この人のおかげで、本来伝わらない言葉が多くの日本人に届く」ことに心を動かされました。

通訳を目指すと決心した僕は、外国語が学べる学校を探し、当時一番多く日本人選手がプレーするリーグがあるという単純な理由で、ドイツ語を専攻することに決めたのです。

入学したその先の目標があったから、受験勉強もそれほど苦を感じずに乗り越え、晴れて大学に合格。通訳への道を歩き始めた・・・はずでした。

 しかし、大学生活の中で、”通訳”という夢は徐々に薄れていきました。周りと同じような日々を送れれば幸せ。そう思ってしまった。試験前には少し頑張って勉強して単位を取り、人並みにアルバイトをして稼いだお金で休日には買い物をし、たまには友達と旅行に行く。そんな日々に満足している自分がいました。

いや、満足しようとしていたのかもしれません。

ふとした瞬間になんとなく虚しさを感じることはあったけれど、大学で授業を受け、周りと歩調が合っていることを確認することで、自分に安心感を与える日々を送っていました。

イツ語の勉強は楽しく、成績も悪くなかったんですが、その目的はあくまでも「単位」。

そんな大学生活を送り、迎えた就職活動。ドイツ語専攻なのにも関わらず、それを生かせる仕事を目指す人は周りにはいなかったように思います。

 とりあえず何か職に就かなくてはと、スーツを着て歩き回る日々。

 読書が好きだという理由で、本やメディアに関わる仕事がしたいと考え、出版社を中心に就職活動に励みました。

 しかし、出版業界はなかなか門戸が狭く、思うように内定をもらえず、それまでにないほど自分と向き合う時間が増え、本当にやりたいことはなんだろうかと悩む日々。

 将来を見据えることなく、周りと足並みを揃えるように歩んできた大学生活を後悔することもありました。「皆で一斉に」という就職活動の仕組みにも疑問を覚えました。
 
 こうして、結局一社も内定をもらえないまま、大学4年目の春を迎えたのです。



 ・・・続きは次回!
  
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