目指す翻訳者像~自分の武器を身につける~
公開日: 2015年12月17日木曜日 ドイツ語 ドイツ生活 生き方 働き方 翻訳
最近、メディアのなかのコンテンツのあり方について考えているtomoです!
日々流れてくる世界中のニュース、日常の出来事を伝えるFacebookの投稿、暇つぶしのために読まれる記事。
現代は、情報やコンテンツで溢れています。
その中で、本当の意味で人の心に響くものがどれだけあるのか。
ただ閲覧数や「いいね!」を稼ぐために書かれた文章は、一時的に人の行動を促したとしても、数日経てば忘れられてしまいます。
そんな世界だからこそ、決してたくさんの人じゃなくてもいい、偶然目にした誰かの心に響くような言葉を届けたい。
翻訳は、「できるだけ原文に忠実に」が原則です。基本的に、元の文章の意図を変えることなく翻訳するのが、翻訳者の役目。もちろん、翻訳者としてお仕事をするときには、この任務を遂行するために全力を尽くします。
ただ、この意味での”純粋な”翻訳者は、これからの時代生き残れないんじゃないか、というのが僕の意見です。原文に忠実で、正確な翻訳ができる上に、「自分だけの武器」を何か身に付けなければいけないと思います。
僕の場合、「翻訳+自分の意見」で、読んだ人に学び、気づきを与えることを目的に、翻訳者・ライターとして活動しています。
今後書いていくことになると思いますが、新卒を捨ててまでドイツに来て、来年の1月からドイツ企業で働くことになっています。
「海外在住」という点でも、自分ならではの経験に基づいた記事を通じて、読んでくださる方に新しい視点を与えられれば、と考えています。
「働く」ということについても、書きたいことがたくさんあります。
「日本の外では、こんなことがあったんだ」「こんな考えが海外にはあるんだ」
そんな体験を読者の方にしてもらいたい。
消費の波に流されるのではなく、一人でもいいから誰かの心に居場所を見つけられるような、
そんなコンテンツを生み出すことを目標に、このブログを綴っていきます。
以上、コンテンツのあり方とこれからの翻訳者像についての考察でした。
それでは!
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