「何をするのか」より「どう作りあげていくか」が人生に魅力を生む。

公開日: 2016年3月1日火曜日 書評 生き方 働き方


 どうも、tomoです!

 モノづくりでは、「どうやって作るか」が大切。むしろ、それが決まらないと、何を作るかも決まらない。
 
 人生にしても、「何をするのか」より「どう生きるか」がその人の魅力を生むどんな生き方をするのかを考えることで、具体的に何をするのかも決まっていく

 今回はそんな話です。





”作り方がイメージできないと、作るものだって決まらない。
 (中略) 
 人生設計においても、何をするのかよりも、それをどう実現するのかが、最終的な優劣を決すだろう。” -『本質を見通す100の講義』 / 森博嗣


 ものを作るプロセスで忘れがちなのは「どうやってつくるか」。

 「何を作るか」、「どんな材料が必要か」「何故作るか」を考え、「さあ、作ろう」という段階でようやく、「さて、どうやって作ろうか」となるのは、ものを作る素人の考え方。
 
 モノづくりのプロは、「何を作るか」と同時に”作り方”を最初からイメージしています。

 もっといえば、”作り方がイメージできないと、作るものだって決まらない。” ちょっとした工作から橋や家の建設に至るまで、組み立て方を最初に決めないと設計ができないそうです。

 これは、モノづくりに限らず、人生にも当てはまる。何をするのかより、自分の人生をどう組み立て、思い描いた完成品をどう作りあげていくのか。これに、人生の最終的な出来も左右されるんじゃないかと思っています。

 
 
 ある人の人生に魅力を与えるのは、「どんな会社に勤めているか」「職業は何か」ではなく、「どんな道のりを経ていまの場所に辿り着き、先の目標に向かってどう進んでいくのか」。


 前回の記事でも、これからは「物語を紡ぐ仕事」がすごく大切になると書きました。

  参考:不確実な未来の働き方~「共感される物語を紡ぐ仕事」~


 ただモノやサービスの質を上げるだけでは、これからは売れなくなる。

 モノやサービスを作りあげるまでのストーリー、作っている人たちが目標に向かって努力している物語。これが人々の心に響き、共感を生み、売れる。ストーリーのないモノは売れない。つまり、お客さんはストーリーにお金を払うようになっていきます。

 そんな時代になっているからこそ、個人にしても、会社にしても、物語の作り方を考えていくべきだと思います。”生き方”が魅力的な人がつくるモノやサービスが売れる時代においては、自分の好きなことを夢中で追求した人が生き残っていくはずです。


 人の魅力を判断するとき、職業名や企業名に惑わされず、その人が歩んできた道のりや、これから描こうとしているストーリーに注目したいもの。

 人生において、具体的に何をするのかももちろん大切ですけど、どうやって作っていくのかという部分を忘れてはダメなんだと思います。

 具体的に何をやっていいのかわからないという人も、人生において、どんな物語を作りあげていきたいか、つまり「どう生きたいか」を考えていくと、少しずつ作るものも見えてくるのかもしれません。


 それでは!





 
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