仕事が好きになれない原因を知ることで、仕事を好きになる方法も見つかる 。
「自分の仕事が好きじゃない」そう感じている人は少なくありません。
その原因は「仕事=辛い」というイメージ。
子どもの頃、金曜になるとお父さんが「やっと休みだ」と言っていませんでしたか?
就職活動中、「一度仕事を始めたら、3年間は耐えなさい」という言葉を耳にしませんでしたか?
仕事は「辛くても耐えなければならないもの」で、我慢してようやく週末に自分の時間を迎える。そんなイメージが僕たちの頭にこびりついている。
でも、仕事って辛いものでなければいけないのでしょうか?
「仕事が楽しくないし、好きになれない」。その原因は何なのでしょうか?
今回は、「仕事が楽しくない」理由をまとめたドイツ語の記事を翻訳してお届けします。
「仕事を好きになれない」理由を探ることで、「仕事を好きになる」方法も見つかるのではないでしょうか?
1.目的がわかっていないから、仕事を好きになれない
「働くこと」は最終目的地ではありません。目的地までの道のりです。
その目的地、つまり「何のために」「どこへ向かって」働いているのかわかっていないと、仕事を好きになれるはずがない。
「いま自分がしている仕事は、何(誰)にどんな影響を与えるんだろう?」
「この仕事をする意義は?」
こう問うことで、仕事の先にある目的が見えてきます。
自分がしていることが、周りの誰かや何かに良い影響を与えている。
そう感じられれば、仕事にも熱が入る。働く理由、自分のしていることの先にある目的が見えていないと、仕事を好きになることはできません。
2.目的がわかっているからこそ、仕事が好きになれない
仕事が自分にとって何の得もなく、むしろ悪影響すら及ぼすとわかっていながらも、仕方なく働いていませんか? そんな働き方では、幸せや充実感を得られないのは当たり前。自分の価値観に合ったことをしていないからです。
「家族や生活のためにも働かないといけない。自分の価値観や気持ちなんて関係ない。今の仕事をそう簡単に辞めるわけにはいかない」
そう考える人は、変化を恐れている。現状のままでいる方が楽だから。
でも、自分が幸せであることが、周りを幸せにする一番の方法。
自分がしていることの先にある目的が見えていても、それに心から共感できないなら、仕事を好きになることはできません。
3.そもそも仕事を好きになることを望んでいない
一瞬「どういうこと?」と思われた人もいるでしょう。「嫌々はたらくより、楽しんではたらく方がいいに決まってる」と。
でも、世間では「仕事が大好き」というのはいわゆる一般的な考えではないですよね。
もしかしたら、あなたが仕事を好きになれないのは、これまでの経験上「仕事は楽しくないのが普通なんだ」と思っているからかもしれません。「働くの大好き!」なんて言ったら周りから浮いてしまうから。
人間は、他人との関係あっての生きもの。「周りも仕事が好きじゃないなら、私も」と、無意識ながら周りとの調和を求めているのかもしれません。
「仕事が好きになれない」という前に、そもそも自分が本当に「仕事を好きになりたい」のか考えてみるべきです。
4.まだ仕事を好きになるまで働いていない
仕事の満足感に影響する3つの大きな要素があります。
① 「仕事や自分自身を自らコントロールしている」と感じられること
② 「自分の能力を発揮できる仕事をしている」と感じられること
③ 「仕事を通じて人間関係を築く」こと
これらが仕事の満足度を高めるとわかったからといって、今すぐ仕事を好きになれるわけではありません。仕事をコントロールするのにも、能力を発揮するのにも、またそもそも自分の能力を磨くのにも、そして人間関係を築くのにも、それなりの時間がかかるのです。
だから、今「仕事が好きじゃない」という人も、仕事を好きになるためにはある程度の時間が必要であることをまず知りましょう。
「好きなことを仕事にしている職業」といえば、すぐに思い浮かぶのはスポーツ選手やアーティスト、芸術家。
こういった人たちも、最初からプロとしてやっていけるほどの実力を備えていたわけではありません。仕事としてお金をもらうのにふさわしいレベルに達するまでには、それに見合う努力と時間を注ぎ込んできたはず。
「仕事を好きになれない」と嘆き、「自分の天職って何だろう?」などと問うまえに、今の仕事を自分なりにコントロールする方法を探し、よりよい仕事をするための能力を身に付ける努力をする。
そうやってじっくり時間をかけ、何とかいい仕事をしようともがいているうちに、好きになる。仕事ってそういうものなんだと思います。
最後に
どうして「仕事を好きになれない」のか、自分の状況にぴったり合う理由は見つかりましたか?自分がなぜ仕事を楽しめていないのかを把握すれば、それを手がかりにして「仕事を楽しむ」方法を探すことができます。
1週間のうち、2日間しかない自由な時間のために、残りの5日間は仕事に捧げ、自分の時間を犠牲にする。そんな考え方は、これからどんどん減っていく。犠牲にしている5日間も、一度きりの人生の一部。
社会から押し付けられたイメージや周りの人たちに合わせて、「好きになれない」「楽しくない」「辛い」と嘆くのは簡単。
でも、人生の多くの時間を占める「仕事」を好きになってこそ、幸せになれる。そして、幸せな人がする仕事が、周りを幸せにするのだと思います。
「仕事が好きになれない」と感じている人にとって、この記事がなんらかのヒントになっていれば嬉しいです!
それでは。
参考記事:http://psychologie-einfach.de/warum-arbeite-ich-nicht-gerne/
0 件のコメント :
コメントを投稿